健康被害につながる『アスベスト(石綿)』

家づくりメモ

アスベスト(石綿)ってご存じですか?

アスベストは、天然にできた繊維状の鉱物。
「石綿(いしわた、せきめん)」とも呼ばれています。

非常に細い繊維でできているアスベストは、酸・アルカリ、熱や摩耗などに強く、変化をしにくい特徴があるので、吹付け材や断熱材などの建材として長く使用されてきました。

しかし、非常に細い繊維であるがゆえに、空気中に飛散しやすく、人体へ吸入してしまい、健康被害につながることが分かりました。
よって、昭和50年にアスベストの建材使用が禁止になり、その後も原則アスベスト製品の製造が禁止になっています。

アスベストは、吸い込んですぐに発症するのではなく、長い潜伏期間(何十年単位)を経てから発症すると言われています。

肺が線維化してしまう肺線維症(石綿肺)は、15年~20年潜伏
肺がんは15年~40年潜伏
胸膜や腹膜、心膜などにできる悪性腫瘍の悪性中皮腫は、20年~50年潜伏

そのようなアスベストにさらされる建設業務に従事した労働者が疾病にかかり、精神的苦痛を受けたことに対し、令和3年5月17日に最高裁が国と建材メーカーの責任が認めました。
その判決を受け、令和3年6月に「特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金等の支給に関する法律」が成立。
そして昨日の令和4年1月19日に施行されました。

昭和47年10月1日~昭和50年9月30日 石綿の吹付け作業に係る建設業務
昭和50年10月1日~平成16年9月30日 一定の屋内作業場で行われた作業に係る建設業務
に従事した労働者に対し、認定審査会がアスベストが原因で疾患したことを認定すれば、病態区分に応じて550万円~1300万円の給付金が支払われることとなりました。

この給付金は、建設業務に従事した労働者に対するものですが、一般の方が利用される昭和50年以前に建てられた住宅や各種建物にも、耐火被覆材等として吹き付けアスベストや、 屋根材、壁材、天井材等としてアスベストを含んだセメント等を板状に固めて使用されている可能性があります。

このような建物を利用されている方は、国土交通省のホームページに、アスベスト対策Q&Aが掲載されていますので、一度ご確認いただくといいかと思います。

国土交通省 アスベスト対策Q&A

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