鉄筋コンクリート
住宅「RC造」の
特徴と魅力

鉄筋コンクリート造(RC造)の家は寒い?

お住まい選びにおいて、寒さ対策は重要なポイントですよね。
RC造の家は頑丈さが魅力ですが、一方で「寒い」というイメージがついてまわることも。
確かに、過去にはRC造の家の断熱性能に課題があったかもしれません。
しかし、技術の進化と工夫によって、RC造の家でも快適な室内環境を実現することが可能になりました。

断熱性能を向上させる

RC造の家において、断熱性能を向上させることは極めて重要です。
そもそも断熱性能を向上させるとはどういうことでしょうか。

快適な室内環境を維持するためには、建物内部の温度を外部の気温の影響から守るために、断熱材や様々な工夫で熱の移動を制御し(気密性)、室内の温度を一定に保たなければなりません。
つまり、外部の寒冷な気温から内部を遮断して気密性を上げ、エネルギー効率を向上させることが、「断熱性能を向上させる」ということです。

なぜRC造住宅は「寒い」というイメージがあるのか

昔のRC造(鉄筋コンクリート造)の建物が寒かった主な理由は、以下にその要因で断熱性能や気密性が現代と比べて低かったためです。

  1. 断熱材の未発達: 昔の建築では、断熱材の種類や性能が現代と比べて限られていました。自然素材や繊維材料を使った断熱材が主流で、断熱性能が高いものが少なかったため、室内の熱が外部に逃げやすく、建物内が寒くなりました。
  2. 気密性の不足: 昔の建物の気密性は現代ほど高くありませんでした。隙間やクラック(ひび割れ・亀裂)が多かったり、窓枠や壁の接合部分から空気が漏れることが多かったため、外部からの風が室内に入り込み、室内の温度が下がりました。
  3. 断熱材の配置の誤り: 昔の建物では断熱材の配置が十分に行われていなかったりすることがありました。これにより、室内外の温度差を効果的に抑えることができず、寒冷な外気が建物内に影響を及ぼしました。
  4. 建築技術の未発達: 昔の建築技術は現代と比べて限られており、断熱材や気密材の効果的な配置や施工方法が確立されていなかったこともありました。そのため、寒さを軽減するための工夫が不足していました。
  5. エネルギー意識の低さ: 昔はエネルギーの消費が比較的安価だったため、断熱性能を重視する意識が薄かった可能性もあります。そのため、断熱材や気密性に対する投資が限られていたことがあります。

現代では、断熱材の進化や建築技術の向上、エネルギー効率の重要性の認識などにより、RC造の建物でも高い断熱性能や快適な室内環境を実現する取り組みが行われています。

断熱性能を高める具体的な方法

RC造の家の断熱性能を向上させるには、いくつかの方法があります。

  1. 外断熱の導入: RC造の家の外壁に断熱材を追加する外断熱工法は、効果的な断熱性能向上手段です。外部からの寒さを遮断し、内部の構造材との接点を少なくさせることができるので、冷暖房の効率向上や結露のリスク低減させ、室内温度を安定させる効果が期待できます。
  2. 断熱材の種類と配置: RC造の構造の断熱ニーズに合った、適切な断熱材の種類と配置を選ぶことで、熱の移動を最小限に抑えることが可能です。
  3. 気密性の確保: 断熱材の隙間や建材の接合部をしっかり密封することで、気密性を高めます。
  4. 窓とドアの断熱対策: 窓やドアは熱の逃げ道となることが多いため、断熱性能を高める対策が必要です。高性能な断熱ガラスや断熱性能の高い窓枠・ドアを使用したり、二重窓や遮熱フィルムの使用など、窓周りの工夫が効果的です。

まとめ

RC造の家において断熱性能を向上させることは、快適な生活を実現するために欠かせない要素です。
RC造建築を多数行ってきた弊社では、お客様のご予算とご要望に合わせて、快適で温かな暖かさを手に入れるための最適な提案をいたします。

どうぞお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。

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