鉄筋コンクリート住宅でも開放感を!ポイントとアイデア
「鉄筋コンクリート住宅は、重厚感があって開放感が出にくい」
そんなイメージを持っていませんか?
確かに、鉄筋コンクリート住宅は、コンクリートの質感や柱の存在感が、どうしても空間を狭く感じさせてしまうことがあります。
しかし、工夫次第で、鉄筋コンクリート住宅でも開放感のある空間をつくることができます。
本記事では、鉄筋コンクリート住宅でも開放感を出すためのポイントとアイデアをご紹介していきます。
開放感を出すためのポイント
鉄筋コンクリート住宅でも、開放感を出すためのポイントがあります。
- 空間を広く見せる
- 抜け感を出す
- 明るい色や素材を利用する
- 自然を取り入れる
空間を広く見せる
開放感を出すために、壁や柱を少なくして、空間を広く見せることが大切です。
鉄筋コンクリート住宅は、コンクリートの強度によって柱や壁の太さを抑えることができます。そのため、木造住宅や鉄骨造住宅のように、強度を確保するために壁や柱をたくさん設ける必要がありません。
ただし鉄筋コンクリート住宅は、壁や柱を少なくすると、耐震性や耐火性が低下する可能性がありますので、構造計算を実施して、安全性が確保されていることを確認する必要があります。
また、天井を高くしたり、フローリングをつなげたりするのも効果的です。
吹き抜けや勾配天井は、空間を縦方向に広げることで、開放感を演出することができます。
抜け感を出す
ガラスや鏡などを利用することで、空間に抜け感を出すことができます。
一般的に木造住宅や鉄骨造住宅では、以下の理由により窓のサイズを制限する必要があります。
- 木造住宅では、窓のサイズが大きいと、強度が低下する可能性がある。
- 鉄骨造住宅では、窓のサイズが大きいと、梁や柱のサイズが大きくなる可能性がある。
RC造の家は、コンクリートの強度によって、大きな窓を支えることができます。
そのため、木造住宅や鉄骨造住宅のように、窓のサイズを制限する必要がありません。
ただし、RC造の家は、大開口の窓を設置すると、冷暖房効率が低下する可能性があります。
そのため、大開口の窓を設置する場合は、断熱性能を高めるなどの対策が必要です。
明るい色や素材を利用する
白やベージュなどの明るい色や、木材などの自然素材を利用するのも、開放感を出すのに役立ちます。
壁や天井を明るい色に塗ることで、コンクリートの質感を抑え、軽快な印象を与えることができ、床材に明るい色やナチュラルな素材を使うことで、コンクリートの冷たさを和らげ、温かみのある印象を与えることができます。
家具や小物に明るい色や素材を使うことで、空間にアクセントをつけることができます。
例えば、壁や天井を白に塗り、床材に明るい色のフローリングやタイルを使ったり、家具や小物に木材やガラスなどの自然素材を組み合わせたりすることで、明るく開放的な空間をつくることができます。減する効果があります。
ただし、明るい色や素材を使うことで、汚れが目立ちやすくなるというデメリットもあります。そのため、定期的な掃除やメンテナンスが欠かせません。
自然を取り入れる
植栽や水を配置することで、自然を感じられる空間を演出することができます
まとめ
鉄筋コンクリート住宅でも、工夫次第で開放感のある空間をつくることができます。
今回ご紹介したポイントやアイデアを参考に、自分らしい開放感のある空間を実現してみてはいかがでしょうか。
RC造建築を多数行ってきた弊社では、お客様のご予算とご要望に合わせて、開放感のある空間のある家のご提案をいたします。
どうぞお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。